カテゴリ:刑事事件



07日 2月 2018
刑事事件において「執行猶予」というのを聞いたことがあると思います。 執行猶予とは、懲役刑を言い渡されたとしても 一定の期間(執行猶予期間)、罪を犯さなければ、 刑の言い渡しが将来にわたり効力を失う、 つまり、刑務所での矯正ではなく、社会内での更生を期待しての制度です。 執行猶予は最大で5年です。執行猶予5年との判決が出た場合は、...
13日 9月 2017
今日は当番弁護士でした。 県内のどこの警察署に行くか分からないので、どこにでも行けるような時間を空けて待機しています。
31日 8月 2017
鑑別所という言葉は耳にしたことがあると思いますが、 これは少年事件において観護措置決定といったものが取られた場合に、少年が保護される場所です。 観護措置とは、家庭裁判所が調査・審判を行うために、少年の心身の鑑別などをし、また 少年の心情安定を図りながら身柄を保全する措置です。...
16日 2月 2017
刑事事件をしばらくやっていないと、基本的な手続き等も忘れてしまいますので、 備忘録的な記事です。 勾留決定がされた場合、不服だということで準抗告というものを出すことが出来ます。 この準抗告申立書の提出先については、刑訴法429条に規定されています。 簡易裁判所の裁判官が勾留決定をした場合には、地裁に対して、...
13日 12月 2016
改正ストーカー規制法によって、ストーカー事件は非親告罪となりましたが、 そもそも、親告罪・非親告罪というのは聞き慣れないかもしれません。 親告罪とは、告訴権者の告訴がなければ、公訴提起(刑事裁判)をすることが 出来ない犯罪です。 犯罪全てが当然に刑事裁判となると、公開法廷の刑事裁判で事実が明らかになることで...
28日 11月 2016
警察庁調べによると、平成27年度の覚せい剤事犯の再犯者率は 64.8%となっています。ちなみに、窃盗の再犯者率は48%となっているので、 薬物事犯の再犯率は比較的高いと言えるのではないでしょうか。 覚せい剤等の薬物乱用は、脳機能に永続的な障害を及ぼすことから、 逮捕後や裁判直後は、二度とやらないと固い決意を持っていても、...
05日 9月 2016
昨年、刑事事件(一審)の被告が保釈された件数が過去10年間で最多の 1万4233件であったとのニュース記事を読みました。 勾留された被告の25.7%が保釈されているそうで、 10年前は12.6%だったそうなので、倍増しているとのこと。 4人に1人の保釈が認められている数字は思った以上に多く、驚きでした。
25日 8月 2016
少年事件の処分の種類は大きく分けて5つあります。 保護処分決定、検察官送致、児相長送致、審判不開始、そして不処分。 不処分とは、保護処分などの処分に付さなくても少年の更生が期待できる場合や そもそも非行事実がない場合に下されるものです。 非行事実がないとは、成人事件でいえば、無罪と同じことです。...
02日 6月 2016
ヤフーニュースに、6月1日からスタートした一部執行猶予制度に基づく、 恐らく全国初の判決が千葉地裁にて言い渡された旨の記事が載っていました。 千葉地裁で出た判決は、 「懲役2年、うち6ヶ月については保護観察付き執行猶予2年」だそうです。 これは、1年半は刑務所にて服役となりますが、残り半年間については...
21日 4月 2016
2015年度に摘発された裁判員裁判対象事件のうち、 取り調べ全過程が録音・録画された事件が1,543件だったそうです。 対象事件に占める割合が48.6%だそうです。 私が担当した裁判員裁判事件においても、一部可視化となっていました。 現在、裁判員裁判対象事件において、全過程可視化を原則義務づける法案について...

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