親権停止

今日の河北新報に、医療ネグレクトによる

親権停止を認めた例が全国に少なくとも

3件あるとの記事が載っていました。

 

親権停止とは、一時的に親が親権を行使できないように

制限する制度で、平成24年の民法改正により設けられました。

 

いままでは、虐待親の親権を制約する制度として、

親権喪失制度しかなかったのですが、

期限を定めることなく、親権を全面的に奪ってしまうとの

効果の大きさから、あまり利用はされていませんでした。

 

しかし、今回の親権停止制度により、

一時的な親権制約を行うことができるようになりましたので、

手術の同意の時など、今後、活発に利用されることを

期待しております。