複雑な子どもの心境

面会交流の際に、子どもの意思との点が

非常に問題になることが多々あります。

 

子どもが、監護していない親(非監護親)に

「会いたくない」と言っている場合、

素直にその言葉の表面だけを受け取ってしまって

よいのかという問題です。

 

子どもは親が考えている以上に、

複雑な気持ちを持って色々と考えているので、

本心をそのまま伝えている場合もあるでしょうが、

裏腹な思いを抱いて発言をすることもよくあるからです。

 

子どもには「忠誠葛藤」が起こりうる

と言われています。

 

これは、一緒に暮らして生活をしている親(監護親)と

そうではない親のどちらかに忠誠心を持たなければ、

との思いを子どもが抱いてしまい、

葛藤をしている状態を指します。

 

離婚した場合、親同士が

不満・不信などを持っていることは多々あり、

出来れば会わせたくないのに、と

心の中で思っていることはよくあります。

 

そのため監護親への忠誠を示すために、

子どもが、監護親のそういった気持ちをくんで、

会いたくないと

言うこともあるということです。

 

監護親の感情なども絡み合っており

子どもの心理を考えると、面会交流は

とても難しい問題と思いますので、

是非ご相談ください。