裁判の当事者

今から20年前の2月23日、鹿児島において、

奄美野クロウサギなどを原告として、林地開発処分の取消等を求める

訴訟が起こされました。

 

裁判の当事者には、自然人もしくは法人しかなれませんので、

当然、この訴訟は、却下されました。

アマミノクロウサギ裁判として、民事訴訟法を勉強すると出てくる有名な裁判です。


この裁判は、本当にウサギが原告になるべき等、動物の権利をテーマに

行ったものではなく、既存の自然保護法・環境法への問題提起だったそうです。

 

ちなみに、改めて調べてみると、アマミノクロウサギだけではなく、

オオトラツグミ・アマミヤマシギ・ルリカケスといった鳥も原告になっていました。