詐欺メールの続き、最後です。
『Q. 財産差押えはどのようにして行われるのか
A. 裁判後の措置として、裁判所による執行証書の交付後、給料差押え、及び、
動産物、不動産の差し押さえを裁判所執行官の立会いの元で強制履行となります。
民事第(ネ)電話 0120-8(続きは上記意思表明先を参照)』
(以上、詐欺メール抜粋)
民事(ネ)と中途半端に書かれていますが、これは事件記録符号といい、
裁判所が受け付けた事件を識別するためのものです。
(ワ)なら通常の訴訟事件、(家イ)なら家事調停事件などとなっています。
ちなみに、(ネ)号事件は、控訴事件です。
1審もなく突然の控訴事件番号というのが面白いです。
8回にも渡って書いてしまいましたが、
このような架空請求メールがなくならないというのは、被害者が減らないことを
意味していると思います。
怪しいメールが来たら、メール送信先に急いで問い合わせることなく、
まずは家族や友人、あるいは弁護士などに相談するようにしましょう。
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