志布志事件

鹿児島県議選における公職選挙法違反として起訴されたものの

被告人全員が無罪となった、いわゆる志布志事件について、

国家賠償を求めていた訴訟の判決が昨日鹿児島地裁で出されました。


判決において、警察は違法捜査を続けて虚偽の自白をさせたとし、

また、地検も全員が否認に転じた後も漫然と起訴をし勾留を続け、

注意義務を怠ったとして、原告らの請求を認めました。


起訴する権限は基本的に検察官のみにあり、起訴独占主義と言われています。

捜査を指揮監督して、起訴するか否かを判断するといった強大な権限のある

検察に対して、警鐘を鳴らす判決かと思います。