補助参加人

裁判は、基本的には、原告と被告での戦いになりますが、

たまに「補助参加人」という方が訴訟に参加することがあります。


補助参加人とは、訴訟の結果について利害関係を有する第三者が

当事者の一方を勝訴させることにより自分の利益を守るために

訴訟に参加する者のことを言います。


たとえば、お金を貸している債権者が

保証人に対して貸金返還請求訴訟を提起した場合、

保証人が負ければ、保証人は債権者に支払った金額を

主債務者に請求(求償)することができます。


そのため、主債務者としては、保証人が裁判に勝てば

自分が求償されることもありませんので、

保証人の補助参加人として訴訟に参加する、ということが考えられます。