2014年衆議院選挙・違憲状態

去年の衆議院選挙において

1票の格差が最大2.13倍であったとして、

憲法14条に反するとして争っていた事件において、

今日、最高裁で判断が出ました。


最高裁は、去年の衆議院選挙を「違憲状態」としました。

議員一人当たりの有権者数が最少だったのは宮城5区で約23万人だったのに対し、

東京1区では約49万人だったそうです。


つまり、宮城5区では、23万人に対して一人の議員である一方、

東京1区では、49万人に一人の議員となりますので、

有権者の投票の重みが、宮城5区は東京1区の有権者の投票よりも、

2倍超の重みを持ってしまっているということです。

投票の価値はみな平等にもかかわらず、不平等が生じてしまっているので、

今回、そのような状態は違憲状態であると判断したのです。