遺憾の意

調停等において、謝罪条項を入れる場合があります。

たとえば、不貞行為があった場合に

「不貞行為により相手方に精神的苦痛を与えたことを謝罪する」等の文言を

条項とすることもあります。

 

謝罪する、陳謝する、という言葉が一般的ですが、それ以外によく使われるのが

「遺憾の意を表す」との表現です。

「遺憾」とは残念に思うこと、ですので、謝罪とは少し違います。

 

 

ただ、「遺憾」という言葉は、道義的には申し訳ないとの意味も含まれていると

捉えることも出来ますので、法的責任を認めて謝罪をすることは出来ないけれども

遺憾の意なら示せると考えて、当事者も受け入れやすいことも多いかと思います。