親子関係不存在の調停

今朝の新聞に親子関係不存在のニュースが載っていたので

それに関連して。


離婚調停の場合は、両者が合意すれば調停調書が作成されて

手続きが終了となります。


しかし、親子関係不存在調停の場合は、両者が合意していても、

調停調書が作成されて終了、とはなりません。


親子関係不存在の調停の場合、家裁は、両者に成立した合意が

正当なのか否かを事実調査をした上で判断します。

その上で、合意が正当と認められた場合、審判が下されて、

ようやく手続きが終了となります。


合意の正当性の事実調査として、一般的に行われるのがDNA鑑定です。


両者の合意のみで親子関係がないこと等が認められてしまうと、

身分関係の安定が守られないため、

離婚調停のように、合意のみで成立とはならないのです。